納屋からおじいさんの絵が丸まったまま出てきた。だいぶ痛んでいたけどとりあえず岡崎表具店で表装してもらった。また鎌田共済会郷土博物館で開催された尾崎秀南展も掲載した。スケッチブックも後から出てきたのでHPにアップした。作品としては痛んでいるが、筆勢が感じられるので好きだ。表/裏両方に描かれているのでスキャンすると裏まで少し透けて見える。紙が破れているとその部分に紙を貼って描いている。いつ頃描いたものか?。何かの下書きとして描いたようにも見えない。自然と気ままに描いたのだろう。温和な人で描いている途中横ではしゃいでいても一度も怒られたことはなかった。その時は岩絵具をこすって絵を描くことをしばし中断した。細い面相筆で葉を1枚ずつ描く時、そっと静かに横で見ていた。おじいさんが家にいないときは写生に出かけている時。何日も帰ってこない場合もある。奥深い山に行くこともあった。蛙が水面から飛び立つのを一日中観察していることもあった。(孫/HP作成)